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 今日は休み明けからイキナリ疲れて果てているのはなぜだw。最後の講義では耳鳴りまでしてきたぞおい、やばいんじゃないかお前www。(おととい3時からまた飲みに行ったせいに決まってるがな(;´Д`)。)
 というわけで、生徒の質問は明日に回し(ヒドイ)、6時半には打刻して、帰りがけ町田の久美堂に原稿書きのための資料本買いに立ち寄る。レジに並んでほけーっとコーヒーでも飲んでかえろかなーと考えてたら、横の平積みされたに綿矢りさたんハアハアのイントールが目に入る。そういや読んでなかったなぁってことで、1050円の小さな娯楽をお供に隣のドトールで小一時間休息。
 17歳の時に文藝賞を獲ったこの小作品は1時間もせず読み終えてしまう。なんか早くもマンガになってるそうですな。
 どこかでの書評で「解像度の荒さ」がむしろ魅力と書いていたようだけど、わかる気もします。文体と構成・伏線などは計算より初々しい印象。
 それより文藝賞の審査委員の着目がどこかは知らないけど、これはむしろ、小説など読まない高校生にこそ共感されるというか、いちいち突き刺さる小説だと思った。
 ハイ・ティーンを現実に生きているものにしかわからないものがこの作品にはある。それが最大の価値じゃないかなと。(お前にわかるのかよと言われれば
、まぁ間接的にとお答えしましょうw。)
 まぁ普通に才気を感じる「キラリと光るワンフレーズ」もけっこうあるし、下手すぎて萎える描写は少なく、チャットが始まるあたりからは一気に読み終えられるテンポも持ち合わせています。
 1000円也の小娯楽として、ヘタな映画を見るよりは楽しめますでしょう。






 忙しく疲労困憊のときにこそ読みたくなるのはなぜでしょう。
                   それは逃避ですねw。